世界選手権2019女子シングル

紀平さん、4位でした。
表彰台、逃してしまいました。
その年々に色々な条件があるけれど、いろいろな運にも恵まれて表彰台を死守する選手って凄いなって思います。
紀平さんもそうなって欲しかったー!!

去年は、宮原さんもさんもまさか登れると思っていなかった表彰台に上った。
今年は、登れるはずだった紀平さんや坂本さんが上れなかった。
なんだかな。

メドベの演技はエテリの頃はいまいち好きになれませんでした。
パントマイムも顔芸も嫌い。
ジャンプもよっこらしょで、ランディングも伸びないし美しくない。
つなぎが多いから、せかせかしていて音を感じているより、振り付けをしている感じ。うまく言えないけど。
それでも驚異的な安定感で、超高点数を確保。
そこからオーサーのところへコーチ換え。
ガラリと変わって、プログラムも良くなってスケーティングも良くなった。
ただジャンプは安定さに欠けた。
飛び方の矯正中だったのかも。グランプリシリーズも振るわず、確か7位とかだったかな。
もちろんGPFには出れず、ロシアのナショナルも順位はさんざん。
ユーロにも派遣されず、そこでシーズン終わったかと思った。
けれど、ロシアの選考は相変わらずなところがあって、ロシア杯なるものを開催。
そこで世界選手権の代表の最終選考をするとの事。
具体的には、ザキトワとサモデュロワは決まっているから、残り1人の選考。
コンスタンチノワとメドベとトュクタミシュワの3人のうちどれか。
そこで優勝したのは、メドベ。ただ僅差だったし、どうしても優遇されたとしか思えなかった。
その頃から復調していたかに見えたけど、実際のところは前の飛び方に戻っていた。
相変わらずのジャンプ加点。そしてもちろんPCSも高得点。
そしてそして、シーズン序盤から考えられなかった表彰台へ。


気迫はあった。苦汁も舐めた。けどそれはみんな同じ。今までが恵まれ過ぎただけ。
ロシア女子なんて、もっともっとキツイつらいしている選手なんて山ほどいる。
気迫に加点だとか、苦しかった分のギフトだなんて屁みたいな話。
ジャンプの回転がギリギリになったのはそのままで、ジャンプの飛び方は前みたいに戻って。
そして今回のテクニカルが甘めだったから、回転不足も取られずにすんだけど。
このままのジャンプだとこれからが心配すぎる。

つなぎもスカスカで、ジャンプは慎重に飛びまくってて。

バランス崩しただけだけど、2Aもミスってたし。

コレで149点だなんて、他の選手にも本人にも失礼。


メドベかザキトワどっちかっていったら、ザキトワだよ。
彼女はそれなりのジャンプ構成だし、ルッツもフリップも飛び分けできているし、プログラムが綺麗よ。
音ハメの難しいプロだけれども、きっと滑らかな曲もこなせると思う。
平昌五輪辺りから、成長によって体が重くなってきた感じでジャンプも少し怪しかったけど、
絶対これは太るわロシアンタイマー発動だわって思ったけど、まさかの縦伸びが凄くて。
半年で身長7センチ伸びたんだっけ。
足が長くなって、横に大きくなった分も均等に配置されて。
さすがにコントロールするのが大変で、少し不安定な時期もあったけれど。
怪しいジャンプも飛ばないし、高得点が出るのは納得。