中塩美悠選手、引退。シルクドソレイユへ。

中塩美悠選手が、2019年2月24日のスケートヒロシマ2019選手権をもって引退されました。

 

フィギュアファンなら知っている選手かと思います。
2013年の西日本優勝、全日本で11位に入り強化指定されます。

ついこの間の事のように思ってしまったけど、その間に高校卒業し大学へ入学して、そして卒業するという数年が経っていました。

 

2014年のJGPシリーズに出場、そのままファイナルへも進みました。
この時既に高校3年生でしたので遅咲きといえば遅咲きですね。

このまま勢いにのるかと思われましたが・・。

 

2015年には渡米して、ジェイソン・ブラウン選手を指導するコーチについています。

なかなかの行動派です。

ただ米国生活も合わず、怪我もあって帰国。

GPSの派遣は1試合に留まりました。

 

それ以降はCSに1試合出たのみで、国際大会の派遣はありません。

本人も、高校時代はノーミスでポンポン飛べていたのに、大学に入って飛べなくなったと言っていました。

 

正直、すごい印象に残っているという訳ではなく、どことなく好きなタイプの演技ではなかったのですが、鈴木明子さんのような印象を受けた選手でした。

 

ちょうど村上佳菜子さんとかと同じ世代ですね。

この世代の女子は不毛の時代でした。

まだ3+3を飛んでいれば上位にいけた時代から、ちょうどそれだけじゃない下の時代が押し寄せてきていた頃です。

難しい立ち位置にいたなと思います。

 

国際大会に出る事は充分凄い事なんですが、そこからアイショーに呼ばれたりしてフィギュアスケートで食べていける選手なんてホントに一握り。

1つにオリンピアンである事は必須だと思うし。

日本はフィギュア選手は飽和状態だから、よっぽどの実力とアイドル性なんかがなければ、そのうち忘れ去られてしまいます。

 

昔の日本のトップにいた選手で、今何しているんだろ?って人、かなりいると思う。

 

でも、そんな中、中塩選手は素晴らしい道へ進んでいました。
プロスケーターそれも、世界的に有名な「シルクドソレイユ」。

wikiによると、シルク・ドゥ・ソレイユには世界トップクラスの大道芸人、ダンサー、アスリート、美術家などが集まるんだそうです!

 

 

こんな道に活かせる事もあるんだね。

何年か前に、中野友加里さんがフジテレビに入社してADしてて、なんだかなぁ夢がないなーなんて思ってしまったけど。

 

中塩さん、応援しています!
シルクドソレイユ、観に行きたくなってきた。